7月例会 「アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)入門」

【報告】

 昨日は認知行動療法の1つである、「アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)入門」ということで、自分の不快な気持ちや考え方との付き合い方を体験してもらう例会を実施しました。
 前半では、自分の嫌な気持ちや考えを抑える時と、受け入れる時でどのように感じ方が変わってくるのかを体験してもらい、後半では自分の考え方との距離の取り方を体験してもらおうと考えていましたが、後半の内容が特にわかりにくかったらしく、改善の余地が大いにある例会となりました。
 色々と説明の仕方を変えるなどして、研究していきたいと思います。

(灰谷)


【感想】

 7月例会はアクセプタンス&コミットメントセラピー例会ということで、なにやらとっつきにくい名称ですが、ようは自分の感情や思考と向き合うセラピーですね。
 ただし、いっぷう変わっているのは、わたしたちは物事を見る時、自分の感情を通して感情の眼鏡でものを見たり、思考のメガネでものを見たりしているのですが、このセラピーでは、自分の感情そのものや、自分の思考そのものを距離を置いて見つめるのですね。
 ふだんの自分はどんな感情や思考にふりまわされているのだろう、とか、興奮した時、冷静でいられない時、不安におしつぶされそうな時、自分がいったいどんな感情の眼鏡や思考の眼鏡をかけてしまっているのか、一歩距離を置いて見つめることができたら、すばらしいですよね。

 例会では自分の感情や思考を否定することなく、優しく受け入れるためのワークを行ない、数々の発見がありました。

 内容が奥深いので一回の例会だけではまだまだ足りないなあ、今後もまた第二弾で例会をやっていただいてもっと奥深い自分の深層に気がつけたらいいなあと感じました。
(國分)