6月例会「妄想スピーチ&褒め生かしスピーチ例会」

【報告】

 「妄想スピーチ&褒め生かしスピーチ例会」ということで、ひたすらに相手を褒めてみんなに紹介する褒め生かしスピーチをおこなうために、2人1組になってもらい、お互いに相手のことをいろいろと聞き出すという、インタヴューをしてもらいました。趣味や、特技や、好きな学科、仕事、好きな芸能人、好きな映画、本、音楽などなどいろいろ質問をして相手のことがわかったら、今度は皆の前で相手の良い部分を褒めます。

 前半はそのような褒めて、相手を生かすというスピーチの時間でした。
 はたから見ているとここが長所かな!と思えるところが多々ありますが、人によってそれを長所と感じるか、短所と感じるかはその人の感じ方しだいです。
 たとえ短所に思えるようなことでも見方を変えれば長所となることは多々あります。
 このスピーチはそのようにいかに短所の羅列であったとしても、それを長所と捉えることができるか、そういう視点を持てるか、ということがポイントになると思います。
 後半の妄想スピーチはとにかく非現実的なことであろうと、気にせず、自分の「こんなことができたらいいな」という妄想を話してもらいました。
 吃音者だけの国を作りたいとか、自宅に鉄道を通したい、とか、
 吃音が治って異性に声をかけまくりたい、とか、
 それぞれにいろんな妄想が出てきました。
 妄想を膨らませることが、現実においての目標を決めるということもあると思います。
今はこんなことは無理だ、たんなる妄想だと思っていても、いつかそれが現実になることもあるかもしれません。
 夢を描く柔軟な視点を持って日々過ごすことが大事かなと感じました。(國分)

【感想】

※今回も前回の吃音勉強会と同様、当日実施したアンケート内の感想から匿名にて掲載します。

 

・本日、初めて参加させて頂きましたが、とても有意義な時間でした。吃音者の体験談やあるあるなどを話したりして、自分と同じような体験をしている方が多くいらっしゃったので、とても励みになりました。

 これからも積極的に参加させて頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 (20代男性、非会員)

 

・褒め生かしスピーチをするにあたり事前に相手にインタビューをしたが、長所を見つけながら相手の話を聞く作業が難しかった。

 妄想スピーチは心のブレーキを外すのが難しかった。 (30代男性、会員)

 

・とくに妄想スピーチが楽しかったです!私が提唱したのは「吃音者だけの国をつくる」でした。漠然とした妄想は昔から持っていたんですが、信ぴょう性を持たせるためのルール作りなど、肉付けに苦労しました。多民族国家として州制度を導入する、吃音が治ったら国外追放、吃音者同士の間に産まれた子が吃音でなかった場合、20歳までは扶養しあとは国外追放、州ごとに異なる言語・宗教・文化を大事にしつつ、公用語を英語とし意思統一を円滑に図る、等です。

 また、言友会の内部だけをみても治す治さない、障害か個性かなど対立が多く、国を作れば内戦の頻発が予想されるため、治安維持軍を強化する必要がある、他国に侮られる危険性が大きいため軍事力の強化や狡猾な外交官の養成を進める、など、どんどん話が具体的になっていく過程がとても興味深く、第2弾があればいいな、と思いました。

(40代男性、会員)

 

・褒め生かしスピーチ

 二人一組になりインタビューをして相手を褒める練習をした。私には苦手な事なのでうまく出来たかと思う。 (60代男性、会員)