第15回吃音勉強会「マインドフルネスを実践してみる」

【報告】

 7/10の吃音勉強会では、「マインドフルネスを実践してみる」ということで、
・マインドフルネスの簡単な説明(「念」と書き、「今」に「心」を向けるという意味であること)
・飲む瞑想(瞑想の導入として実施。身体の動きなども含めて、飲み物をしっかりと味わって飲む瞑想)
・呼吸瞑想(座って、呼吸を優しく見守る瞑想)
・ボディスキャン瞑想(仰向けの姿勢で、足のつま先から頭のてっぺんまで、身体の感覚を順番に感じていく瞑想)
・「気づく」ことについての説明(「気づき」があると、日常生活で自動的な行動パターンから抜け出し、新しい行動を選べることを説明)
・歩く瞑想(歩く時の足の動きや、足の裏が地面に接する感覚などを丁寧に感じていく瞑想)
・慈悲の瞑想(自分で祈りの言葉を作って心の中で唱える瞑想)
という順で実施しました。
 各瞑想の後には体験を共有する時間を設けて、日常生活で困っている問題に対して、どのように瞑想が活かせそうかについても話しました。
 今回は1回だけの体験で、参加された方が日常生活でどのように瞑想を活かされるのかはわかりませんが、一時的に瞑想で気持ちを落ち着かせるだけではなく、日常生活で「気づき」を活用することが、大きく言うと「生き方」の変化にもつながることが伝わればよいなと思いました。
 また続編をやることがあるかもしれませんが、ぜひよろしくお願いします!(合掌)

(灰谷)

 

【感想】

 はじめまして。
 埼玉言友会に参加させて頂くのは今回で二回目になりますが、本日の勉強会「マインドフルネスを実践してみる」を受けた感想を記載させて頂きます。
 私は、元々、吃音が起因ではありますが、ヨガや禅というものに興味があり、今回の講座を楽しみにしておりました。
 特に、印象に残った点を二点。
 一点目は、まだお若いのに、講師がとてもしっかりしていたこと。
 御自身の専門分野に近かったのかもしれませんが、よく勉強されているのが分かり、想像以上に本格的で役立つ講座でした。
 二点目に、難しいということ。
 私の場合、日頃の怠惰な生活がたたり、座禅をした時の姿勢が維持出来ない、足がだんだん痛くなってきて、集中力が維持出来ない等。
 今までの自分の生活姿勢を振り返る良い契機となりました。
 全体を通して、皆様、とても一生懸命でよい経験が出来ました。
 ありがとうございました。(七転ハ起

 今回のテーマは「マインドフルネスの実践」ということでしたが、最初は何をするのかわからず、不安でした。

 一番印象に残ったのは、瞑想をしたことです。座禅を組み、今抱えている悩みを一旦切り離し、体の状態を意識することで、気持ちを落ち着けるというものです。周囲の音が気になったりしてうまくいきませんでしたが、「気を静める」という感覚を少しだけ感じることができました。

 私は気持ちの切り替えが苦手で、嫌なことがあるとずっと引きずってしまい、そういうときは吃音の状態も酷くなりがちです。今回学んだ瞑想を日常生活に取り入れ、吃音やストレスとうまく付き合っていきたいと思います。ありがとうございました。(樺沢)